ならい

ならい
I
ならい
冬の寒い風。 東日本の海沿いの地方でいう。 風向きは地域によって異なる。 ならい風。 ﹝季﹞冬。
II
ならい【奈良井】
長野県中西部, 木曾郡楢川村の一地区。 もと中山道の宿駅で, 南西に鳥居峠がある。
III
ならい【習い】
(1)繰り返して慣れること。 しきたりとなること。 習わし。 習慣。

「江戸時代からの村の~」「当時の~で, 払いは盆暮れの二回であった」

(2)世間によくあること。 世の常(ツネ)。

「有為転変は世の~」

(3)学ぶこと。 学んだこと。

「仙の法を習ひて行ひき, 其の~今に忘れず/今昔 10」

(4)秘事などを習得すること。 また, 習得した秘伝など。

「是にも~が御ざる/狂言・鎧(虎寛本)」

(5)言い伝え。 由緒。

「この御社の獅子の立てられやう, 定めて~あることに侍らん/徒然236」

~性(セイ)と成る
〔書経(太甲上)「茲乃不義, 習与性成」から〕
習慣はやがて本来の性質のようになる。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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